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対談と言いつつ実は雑談。
そんな摩訶不思議な企画の第二弾!!
――んん、それでは今日のテーマなのですが…ズバリ、《えっち》について聞いちゃいたいなーと。
紅蛇(以下、蛇):「随分と俗なテーマだな。お前、そう思わんか?」
グリューテ(以下、犬):「《えっち》てセックスの事だろう? この街じゃ見飽きたし聞き飽きた言葉だ。」
蛇:「ありふれているからこそ、のテーマなのだろうよ。で、どうなんだ?」
犬:「どうなんだって言われても…気持ち良いセックスは好きだし痛いセックスは大嫌いだってだけだよ。」
蛇:「気持ちいからヤる、か。その辺は俺と同じだな…ん、相手は適当か?男娼館に通うようにも見えんし。」
犬:「あんなの、気持ち良くなきゃシないよ。セックスの相手は大体その日のご飯だな。それっぽい格好して立ってればあっちから近付いて来る。死ぬ前に気持ち良くしてあげるんだ。」
――実は此処でグリューテさんが、紅蛇さんに切り返しているのだが、聞いてなかったのか何か意図があるのか、物凄いスルーを発揮してました。そして、あり得ない無茶振り。酔ってるんじゃね?と首を傾げつつも、私はお二人の会話の邪魔は出来ません。
蛇:「とりあえず、之で終わらせると面白くないので少々突っ込んでみるか。お前、【編釈:Y氏】とはどうしたいんだ?」
犬:「――……は?な、何だよいきなり。」
蛇:「【編釈:Y氏】とはヤりたいのか、と。そういう意味だが?」
犬:「ああ、うん。俺はシたいよ?あいつとシたら気持ち良いと思うし。でも――【編釈:Y氏】は初めては好きな人って決めてるみたいだから出来ないんだ。」
蛇:「そのシたい気持ちは何故だ?餌として見ている…訳でもないのだろう?多分、その辺の感情を語る事が、テーマには相応しい…と。」
犬:「お腹空いてる時に目に入っちゃったら食べちゃうんだ。トモダチとかコイビトとか好きも嫌いも関係ない。今までだってそうだった。感情なんか、役に立たない。…【編釈:Y氏】の事好きだし、出来るなら食べたくないけどね。」
蛇:「感情なんか役に立たないと言う割に、【編釈:Y氏】の気持ちを優先させているのは、何故だ?」
犬:「――それは…。だって、あいつ…今までの奴と違うんだ。変なんだよ。」
蛇:「……其処まで本能に逆らえない癖に、【編釈:Y氏】の事であれこれと悩んでいる姿は…人と差は無いように見えるぞ。其れにしても【編釈:Y氏】の奴め……まさか、一目惚れだったとは、この俺も予想していなかった。 しかし…止めていた方が良いぞ?この手の物語は、大概悲哀で終わってしまうのが常道だ。」
犬:「……お前の言うことは難し過ぎるんだよ。化け物の癖に。ヒトメボレとかヒアイって――何?」
蛇:「……馬鹿も此処まで馬鹿だと、救えんな。。一目惚れは…出会って直ぐに、好きになる事を云う…と思うぞ。悲哀は…ま、気にするな。」
犬:「俺はマスターが好きだから、別に良いんだ。可愛いって撫でて貰えれば、喜んで貰えればそれで良かったんだ。人だろうが化け物だろうが、人の形をしてなかろうが――生きてなくたって。…また難しい言葉使うー…。 お前、ちょっと頭良いからって調子に乗るなよな…!――んう。なあんだ、やっぱり居るんじゃないか。あんなに童貞気にしてるんなら、そいつとヤっちゃえば良いのに。」
蛇:「……条件付け、刷り込み、いや……困るのは【編釈:Y氏】か。あの馬鹿も、つくづく運に見放されているのだな。 ああ、馬鹿に理解出来ん言葉を使って悪かった、許せ。 ………で、【編釈:Y氏】に想い人が居ると知った今の心境は?」
犬:「あ。でも【編釈:Y氏】もマスターと同じくらい好きだよ。……いつか覚えてろ、お前。 ―――え。な、何だよその顔…気持ち悪いな。…べ…別にあいつに好きな奴が居るなら、それで良いんじゃないのか。……ちょっと胸んとこちくちくするけど。【編釈:Y氏】は化け物嫌いだし、ああでも撫でて貰えなくなるのはやだなー…。」
蛇:「……ふむ、今の言葉は俺「だけ」の胸に留めておこう。ま、俺は覚えていても馬鹿はすぐに忘れてしまうだろう。 ……気持ち悪いとかな、お前も【編釈:Y氏】と変わらんぞ。だから餓鬼は… …ふん。じゃ、【編釈:Y氏】の想い人がお前なら……どう思う?」
犬:「馬鹿馬鹿言う奴が馬鹿なんだぞ。もう…お前やだ。いちいちむかつくー。【編釈:Y氏】連れてきてよー…。 何言ってるか解んないし。オモイビトって好きな奴ってこと?――あははッ、それは無いよ。あいつ人間じゃないのを見たら直ぐ攻撃に移るくらい嫌いなんだぞ?俺も殴られたり肩吹っ飛ばされたりされたもん。でも、さ。もしも…もしもそうだったら……嬉しい、かな。童貞も直ぐ捨てさせてあげるし、嫌って程気持ち良いこともしたげるし。…何か俺ばっかり喋ってない?」
蛇:「だが、俺で良かったと…きっと、思うぞ。 そして、鈍すぎる処も、似ている。大体だな、頭を撫でられたりして貰ったんだろ?人外や化け物嫌いなら、やると思うか? ……チッ、馬鹿なりに勘は働くんだな。」
犬:「今こうしてむかついてんのに、思うもんか…。 あいつ容赦ないけど優しいんだよ。犬か猫みたいに思ってるんだろ。 俺ばっか喋ってたら疲れた。今度はお前の番だよ蛇男。えーと…話が逸れたけどセックスについてだったよね。娼婦買うとこ想像できないんだけどさ、お前のセックスって何か淡々として楽しくなさそうだな。」
蛇:「…【編釈:Y氏】が来てたら、会話にならん。 ……馬鹿に付ける薬はないと言うのは、どうやら事実らしい。 で、今度は俺の番って訳か。淡泊と言えば淡白かもな、否定せんぞ。とても蛇らしくシツコク、しかも嬲られると言う声も聞くが……俺は、俺が楽しめればそれでいい。相手の都合なんかは、関係ない…つまり、殆ど中出しだな。」
犬:「…そうかな?とりあえず、夜道には気をつけなよ蛇男。 淡白かと思えば、ねちっこかったりする時もあるのか。すっごい性格悪いもんなお前。やっぱロタに似てるや…。 俺は妊娠しないからどうでも良いけど、中出しで妊娠した女に責任取れって言われたりしないのか?」
蛇:「……相手を脅す時は、時と場所と状況を選ばねばな? ……おいおい、急に俺を褒めてどうした?そのロタと言う者と会ってみたいな…面白そうじゃないか。 責任を取れと言われぬ状況でヤる。それに俺の精を受け止めれる者も稀有であるし…子が出来れば出来たで、歓迎してやるさ。」
犬:「ー…それが無いと自分の身一つ守れないなんて、情けない奴だな…! 誉めてないよ馬ァ鹿!お前両刀なんだろ。性格悪い者同士、ベッドで好きなだけ語り合えば良い。はッ、どっちがヤられてもざまあみろだ。 その割には子供の居る気配が無いな。…あ。実は種無し?」
――実は紅蛇さんがチラチラとelfさんの爆雷符に似せた紙きれでグリューテさんを脅してたりするんです。私はお二人の間に割って入る勇気もないので、会話を録音しながら食べる事に専念していました。
蛇:「ククッ…――紙切れ一枚で、馬鹿を制する事が出来るのだから、楽で良いじゃないか。 ……嗚呼、成程。ロタと俺で、お前を嬲っても良いって事か。其れは其れは…お前にそんな趣味があったとは、資料にも載って無かったぞ。 一応、魔と竜の眷属であるからな?」
犬:「お前なんか、死んじゃえ…! ――は?い、いや、何言ってんだよ。何で其処に俺が入るんだよ、俺は関係ないだろ…!大体、細くてぐにゃぐにゃな蛇の○○○なんて願い下げだね! 種類が違うから孕みにくいってことも無いだろうし…種薄いんじゃないの、お前。」
蛇:「まるで餓鬼そのものだな。 【編釈:Y氏】にも伝えておこう、グリューテは俺とロタの相手で忙しくなるからお前に構ってる余裕はなくなった、と。 長寿な種ほど、そう言うもんなのだ。千年後までに子が出来れば普通だからな。」
犬:「はッ…ふざけるな馬鹿!冗談じゃない、お前らの相手なんか絶対するもんか…!そんな嘘、【編釈:Y氏】に言ったらお前をまるごと喰ってやるからな! ちぇ、なんだ…つまんないの。」
蛇:「んん?どうして、何故、何を、其処まで怒る必要があるんだ?相手にしないと声を荒げるのはまだしも…【編釈:Y氏】に言ったら、丸ごと食うと怒る理由が見当たらんぞ? まぁ、俺とお前のセックスは、快楽を求める手段でしかないものな…。テーマが悪かったとしか言いようがない。」
犬:「う、――るさいっ…。うるさいうるさいうるさいッ!そんなのお前には関係ない、絶対言うな、絶対だ…!!」
蛇:「……その、答えに窮すると煩いと喚き立てるのも、そっくりだぞ?」
犬:「お前も薔薇男にそっくりだよ…!――ちくしょう…司会!もう良いだろ!俺は帰るッ…!」
――グリューテさんが席を立った音に、ハッと意識を…いえいえ、寝てません、寝てませんってば編集長。止めようかと一応、声を掛けたのですが君子危うきに近寄らずが信条の私は、強く止めません。
犬:「お前、呼んでおいて寝てたのか…?! ああ、そうだよ。蛇男がむかつくから帰る。セックスについてはあいつが答えを出したしー…何か、とにかくむかつくんだ…!」
蛇:「とんだ対談だったな…。ま、楽しめたから良しとするか。」
犬:「……お前はもう、本当にいつか喰ってやる。覚えてろ…!」
蛇:「では、俺も失礼しよう…。謝礼の振り込みを忘れるなよ?」
――こうして第二回THE 談会は無事?に終了しました。纏めるとすれば、どっちも《えっち》に拘りはなく、気持ちが良ければ其れで良いや、って姿勢が伺えましたね。ただ、無条件にそうである訳ではないようで、やっぱり堕落街であろうと、心ってのは大きなウェイトを占めるようです。 あ、ちなみに謝礼ってないんですよね。飲み放題食べ放題が謝礼と言うか…あははーって訳で、御拝読有難う御座いました!