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紅蛇(以下、蛇):「…やれやれ…貴様の横暴、今に始まった事ではないがな。」
elf(以下、雪):「まーまー、俺は全然問題ないぜ!。」
蛇:「……お前は、食えれば問題ないんだろ?」
雪:「――バ、バカヤロー!俺を欠食童子みたく言うんじゃねー!」
蛇:「唐揚げの肉片を巻き散らかしながらしゃべるな。」
雪:「だって、だって肉なんだもん…って、オッサンだってかなり飲んでるじゃん。」
蛇:「……酒くらい好きに飲ませてくれ。」
雪:「オッサンが飲んで、俺が喰う。」
蛇:「俺だって喰うぞ?」
雪:「え?生卵を丸呑みとか?」
――始まって間が無いって言うのに、もう3時間ぐらい同じ店でグダグダやってる位の空き皿とか空きグラス。良いんですけどね、経費で落としますから。 じゃ、軽くお二人の《恋愛観》から語ってもらうってのはどうでしょ?結構、気になる人もいるような気がしますけど。
雪:「いきなり、ディープな……ちょっと、俺にもチューハイ頼む。」
蛇:「……酒の勢いで乗り切ろうと。全く、ガキだな。」
雪:「う、うっせー! とりあえずだなー、オッサンの恋愛観から教えてくれよ。」
蛇:「……恋愛感情自体が無いのだが……」
雪:「そりゃ嘘だろ。俺は知ってんだぜー? えーっと、なんつったっけ。名前は知らねーけど…結構、あちらこちらで良い雰囲気を醸し出したりしてんじゃんよ。」
蛇:「むッ……貴様、そういう覗き趣味があるのか?」
雪:「んなもんじゃねーだろ。」
蛇:「だが、恋愛なのかと言われれば…難しいな。俺の考える恋愛と言うのは、子を残す事を指す。つまり、子を残さぬ限りは何があろうとも、そう言った類の感情が相手に沸く事はない…はず。」
雪:「えーっと、意味がわかんねー。 なんかさ、それってどういう?」
蛇:「ヤるだけじゃ、恋愛感情は芽生えん。そう言っている。」
雪:「マジで?俺は…そーゆーの嫌だなー。」
蛇:「……と言うと?」
雪:「んー、いやー。やっぱ、相手の事が好きで好きで堪らないから、シたくなるんじゃねーの?」
蛇:「手淫などは、どう説明するのだ。」
雪:「それとこれとは、恋愛に関しちゃ全然別問題だっつーの。」
蛇:「ややこしい奴だな。」
雪:「オッサンの方が意味不明だ。」
蛇:「……なら、お前はどうなのだ?」
雪:「どうって…何が?」
蛇:「人と亜人…妖とは、恋愛が成り立つのか?」
雪:「いやいや、無理っしょ。人と人以外がするのって…アブノーマルすぎんじゃん。獣姦みてーなもん?」
蛇:「……あのな、お前から見て俺はなんなんだ。獣なのか?」
雪:「いやー…うん、まぁ…ムカつくけど、人…かな。」
蛇:「だが、俺は亜人だぞ。基準が曖昧すぎやしないか?」
雪:「うー……。」
蛇:「それに、だ。あの一寸バカな…アレの事をどう思ってるんだ?」
雪:「えー…―― って バ、バカかッ!」
蛇:「だから、食ってる途中で叫ぶなと…。」
雪:「もう、その辺の事は良いだろ!放っておいてくれよ!」
――あー、喧嘩は程々にって言うか、ちょっと追い込まれたからって雪君は暴れない。とりあえず、二人の恋愛観は何となく解りました。 ちょっと雪君が酔っぱらい過ぎちゃったんで、今日はこの辺で終わりにしましょうか。 またが…あるのかな?
蛇:「ハァ…今度はもう少し、まともな場所で頼む。」
雪:「俺は…俺は…!!」
――では皆様、またの機会にお目に掛かりましょう。御拝読有難う御座いました!