緑萌える初夏日和の楽屋裏

蛇：なぁ、ユッキー……暇だな。

雪：ユッキー言うな、背筋に嫌な寒気が走る。

蛇：いや、なにな…良い天気だと言うのにこうしてお前と一緒に待機せねばならんと思うと…

雪：晴れた日中は外出しねーじゃん！あと、俺だってオッサンと一緒に待機は嫌すぎるよ！

蛇：……気が滅入るよな。

雪：人の話を聞けよ、クソ蛇が！

蛇：そうそう…なんだ、その、ユッキー……おめでとう？

雪：本気で聞いてねぇ。――で、その微妙過ぎるクソッたれな祝福はなんだよ？

蛇：祝、ユッキー脱ど――

雪：うあああああ！！！黙らなきゃ殺す、言ったら殺す、今殺す！！！

蛇：キレる若者か？若者ぶるのも大概にしろと…あれほど…

雪：若ぇよ！！もう、ほんっっっっとうに、頼むから消えてくれ？

蛇：おいおい、こんな事で一生のお願いを使ってしまうのか…？

雪：一生のお願いとか言ってねーし！頭が沸いてんじゃないのか！！？

蛇：……ククッ、それ…受ける…そのギャ――

雪：ギャグじゃねーよ！！！！

蛇：…ユッキー、キャラ崩壊してるぞ。

雪：ちょ、おま、本当に、ホントーーーーーに頼むから、一生のお願いで良いから消えてくれ。

蛇：おいおい、こんな事で一生のお願いを使ってしまうのか…？

雪：エンドレスかよッ！！！

---

清々しく爽やかな五月晴れの元で繰り広げられる日常のひとコマ。